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万葉の路
2015.10.20 Tuesday

秋晴れの下、奈良・明日香村に
バイクを転がす。
着いたのは飛鳥寺。
ここから飛鳥時代に足を踏み入れる。
596年、蘇我馬子によって建てられた
日本最古の本格的仏教寺院。
本尊である銅製の釈迦如来坐像は
飛鳥大仏として親しまれ、
こちらも日本最古の仏像と言われる。
なんと、東大寺の大仏より150年ほど
前に作られた。
通常、仏像の顔は左右対称だが
こちらの大仏は非対称。
左は厳しいお顔。
右は柔和なお顔。
そして座像全体がやや右を向いている。
これは聖徳太子の生地の方向を
指すと言われているそうだ。
右には木製の阿弥陀如来座像。
左には16歳の聖徳太子立像。
日本史の教科書を思い出す。


レンタサイクルで石舞台古墳へを向かう。
巨大な岩を積み木のように組み作られた石室。
蘇我馬子の墓だと言われている。

ここらでちょっと腹ごしらえ。
聖徳太子も食べたであろう
古代米のおにぎりと草餅をいただく。

しばしの休息を終えペダルを踏む。
聖徳太子の生地を横切り坂を下り上り、
汗を拭き拭き着いたのは高松塚古墳。
昭和47年(1972年)、彩色壁画が発見され
ブームとなった。
道のりの途中に巨石「亀石」がある。
大きな亀がほほえんだように見えるこの石、
誰が何のために作ったのか?

自転車を降り、バイクにまたがる。
日本書紀に日本建国の地を記された橿原。
初代天皇・神武天皇により創建され
日本の歴史・文化の発祥の地と言われる
橿原神宮に到着。
立派なたたずまいに膨大な敷地。
自然と鳥居をくぐる前には一礼してしまう。

最後に向かうのが藤原宮跡(ふじわらきゅうせき)。
天の香久山、耳成山、畝傍山(うねびやま)と
大和三山に囲まれた藤原京の中心施設である
藤原宮があったと言われる場所。
今は柱跡だけが残されている。
この時季、コスモスが見頃だ。
山裾まで続くコスモス畑。
飛鳥時代を楽しみ花畑で深呼吸。
腰を下ろしてぼんやり眺める。
気がつけば畝傍山の方向に
陽が傾きかけた。
柔らかい色彩の斜光が
ススキの群衆とコスモスたちの
陰影を深くする。
そろそろ、飛鳥時代からの
タイムスリップも終わりに近づいた。
飛鳥の時の流れを心地よく体験し
万葉の路をあとにすることにする。

#明日香村 #万葉

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