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昭和町とアート
2014.03.06 Thursday

大阪は阿倍野区に
昭和町と言う地名がある。
昭和初期に区画整理・造成された
古い町並み。
石畳や長屋に
文の里商店街。
旧寺西家住宅は
有形文化財に指定されている。

商店街を歩くと
昔懐かしい「みつ団子」
きな粉がかかって2本で100円。

昭和の気分を味わいながら
これまた古いが
オシャレな昭南ビルに到着。
2階に上がるとギャラリーspinがある。
小さな木製のドアを開けると
白い壁の小さな空間に
ほんわかした作品達。
「はねうたゆみこ」さんの世界。
今回の(3月2日〜9日)個展は
『ヘンゼルと7匹の子ヤギ』の
タイトル通り童話がモチーフ。

ブレーメンの音楽隊や
7匹の子ヤギに赤頭巾ちゃんなど…。

中でも白雪姫が気に入った。
魔女にもらった毒リンゴを知らずに
こびと達と分けている…。

昭和町と言う街に
ゆみこさんのアートがあわさって
時間がゆっくり進んで行く。
とてもステキ感が満ちあふれていた。



 

三島喜美代展'13
2013.11.19 Tuesday

10月の終わりに、
絵の師匠から個展の案内が届いた。
11月中旬に行きますとメールを送ると、
「了解しました。
今、ニューヨークです」と返信。
その後「帰国しました。」
「メトロポリタン美術館に
コレクションが決まりました。」
「11月19日にギャラリーに行くので
会いましょう。」とのメール。
気温が下がり
空気に透明感が出た神戸元町の
ギャラリー・ヤマキファインアートへ。

三島喜美代 Painting Period 1954-1970
(2013年12月14日まで)
師匠の絵画制作時期の作品を中心に
近年の立体作品まで。
会場に着くと元気そうな師匠が
笑顔で出迎えてくれた。


師匠の絵画作品は必見。
見られる機会が少ない。
そして、世界が認める陶芸作品。



空缶も新聞紙も
雑誌に段ボールの箱もすべてが陶器。
リアリティのかたまり的な作品は
すべてがゴミとしての存在。
古新聞は情報の創り出した
廃棄物なのだ。
世間から葬り去られたゴミも
もとは必要不可欠なモノ。
そんなメッセージを
込められた作品達。
80歳に足を踏み入れた師匠は
まだまだ創りたいモノが
あるのだと言う。
小さな身体から飛び散る
パワーは相変わらず素敵。
いつもながら
充電させてもらえた感じがする。

小林善弘 回顧展'13
2013.09.17 Tuesday

19歳の時、パリに行った。
日本以外の国を見てみたかったから。
石畳、煉瓦造り、エッフェル塔、
凱旋門、モンマルトルの丘。
今も目に焼きついている。
「丘の画伯」と呼ばれ
パリに没した孤高の画家がいた。
小林善弘(1925〜2005)。
彼は、1972年渡仏し、
毎日パリの風景を描き続けた。
しかし、絵は売れず
生活のために
モンマルトルの広場で
観光客相手の似顔絵を
20年間描いた。
女優エリザベス・テイラーも
お気に入りで
彼に二度も描いてもらっている。

2005年、永いパリ生活に
終止符を打ち
日本で個展をと思った矢先
病に倒れ他界。
意志を継いだ妻・喜子さんも
パリで後を追うように急死。
知人により開催された回顧展を
大阪梅田の芝田町画廊へ
観に行ってきた。
日常生活の中にあるパリを、
描き続けた彼の絵には
暖かさと優しさを感じる。


台風18号で大荒れだった今日。
大阪の夕焼けは
19で観た、雨上がりのパリの空と
同じ色だった。

ならまち界隈と個展
2013.07.23 Tuesday

町を歩いていると
家と家の間から
若草山が見える。
やっぱり暑いです…奈良。
猿沢の池から興福寺を横切り
15分ほど歩く。

東大寺の近くに
ひっそりとたたずむ
そば処喜多原がある。

海老おろし蕎麦を堪能し、
ならまち界隈をウロウロ。
はねうたゆみこさんの
個展「みちくさの花束を」を観に
椿井小学校近くの
Cafeパトリに向かう。

階段を上ると、
やさしい光があふれる空間に
作品たちが並んでいた。
スイーツを頂きながら
しばし眺める。

ゆみこさんの人柄を
映し出すように、
ほのぼの感あふれる
キャラクターたちと
会話をかわしながら
涼を楽しむ。

ゆっくり進む奈良時間も
ボチボチ帰りの時刻に…。
いつも思うが
楽しい時間は早く過ぎてしまう。


赤と藍
2012.10.18 Thursday

今日の大阪市内は
朝からぐずついた空。
薄暗い雲に細い雨。
午後には豪雨…
気が重くなる天気。
気温も20℃を切った。
太陽が西に傾き
一瞬…雨がやんだ。
外に出てなにげに
空を見上げた。
視界全体が紫色。
山の向こうへ
陽が沈んで行く。

時間の経過と共に
濃さを増す赤に目を奪われる。
その赤を反転させたような
空の藍色はどこまでも深い。
赤と藍の間は狭く、
柔らかな雲たちが
奥行きを感じさせる。

今まで見た夕焼けの中でも
ベスト3に入る色彩。
重い一日の終わりに
想わぬプレゼント。
自然とは偉大な
アーティスト。
探せば、毎日
何かステキを観せてくれる。

おっさん二人展
2010.05.24 Monday

近畿各地に記録的な雨量を記録した今日。
知人の清水ヨウジロー氏に聴き
京都・烏丸「ギャラリーまほら」へ出掛けた。

「夢の実現」と「原点回帰」 。
幼少の頃から「絵描きになる夢」を
諦めていた散髪屋と、
仕事に追われる中で
「方向性」を見失ったイラストレーター。
そんなおっさんが五十路という
人生の節目に出会い開く作品展。
趣味人:戎谷進と
イラストレーター:清水ヨウジロウーによる
“おっさん二人展”

歴史を感じる京町家の一室に
ギャラリーまほらがある。
戎谷氏は、板に鉛筆で描かれた
写実的で味のある作品。
今、流行の坂本龍馬も描かれていた。

繊細で優しい線が特徴の
清水氏の作品は
モデルの内面まで描かれている。

二人の個性がぶつかる空間。
黒く重さを見せる柱と
漆喰の影の中
一つひとつの作品に
息を吹き込んでいるように見えた。

WORK S-10
2010.04.21 Wednesday

正月が明け、しばらくして
一通の葉書が届いた。
簡単な年始のコメントと近況が記されていた。
三島喜美代師匠(現代陶芸家)からだ。
今年も、アメリカ、フランスに招かれているそうだ。
葉書の最後に
野外で作品を展示していると
書かれていたので
帝国ホテル大阪の裏側
大川沿いにある「彫刻の小径」へ出掛けた。
雨上がりの大川沿いには
まだ桜の花が残っている。
小径を行くといくつかの作品が姿を現す。
草木の向こうに見えてきた
産業廃棄物を集めたような作品。
「きっとアレだな」
三島喜美代作“WORK S-10”
 
こんなモノまでアートになるんだ。
ゴツゴツしたラインが
妙にナイーブに感じる。
携帯電話から師匠にメールを打つ。
「見に行ってくれたんや」
「ハードな作業に、先日も外国から来客」
「なんとかやってます」と返信が届く。
師匠の日常と人柄まで
この作品に漂う感がした。

大阪時間
2008.03.18 Tuesday

大阪府立現代美術センターでは2008年3月1日〜20日、大阪・アート・カレイドスコープ2008「大阪時間」を開催している。

大阪の歴史あるエリアにアートを持ち込み「街とアートのコラボレーション」として、招待作家及び公募により選ばれた作家14名の作品を展示。
私の美術の師匠、三島喜美代が招待作家として作品を展示している。
先日、師匠より電話があり
私が「18日に見に行く」と伝えると
「その日は行けないけど感じたことを伝えてよ」と
師匠の元気な声がうれしい。
今回の作品名は“work 08-k”。
ポリエステルで作られた新聞紙の束を無数に積み上げ迷路的に置かれている。
裸電球の薄暗い照明で、情報に埋もれた現代社会の構図を表現したような空間作品。
この変な空間に、しばらくの間いたいと感じてしまう。
70歳を超えた師匠の感覚は底なしのようだ。
そして師匠の作品を体験するとパワーを感じる。






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